8. RFC 1034 以降の変更

Negative caching in resolvers is no-longer optional, if a resolver caches anything it must also cache negative answers.
リゾルバには否定返答をキャッシュする機能は必須となった。 リゾルバでなんらかの情報をキャッシュするのであれば、 否定返答もキャッシュしなければならない。

Non-authoritative negative answers MAY be cached.
権威のない否定返答をキャッシュしてもかまわない。

The SOA record from the authority section MUST be cached. Name error indications must be cached against the tuple <query name, QCLASS>. No data indications must be cached against <query name, QTYPE, QCLASS> tuple.
authority 節にある SOA レコードはかならずキャッシュしなければならない。 名前エラーは検索した名前とQCLASS の組としてキャッシュしなければ ならない。データ非存在は < 検索名、QTYPE, QCLASS > の組でキャッシュ しなければならない。

A cached SOA record must be added to the response. This was explicitly not allowed because previously the distinction between a normal cached SOA record, and the SOA cached as a result of a negative response was not made, and simply extracting a normal cached SOA and adding that to a cached negative response causes problems.
返答にはキャッシュされた SOA レコードも付けなければならない。 これはかつては以下の理由で許されていなかった。 それは以前は普通にキャッシュされた SOA レコードと 否定返答の結果としてキャッシュされた SOA レコードとが区別されていなかった ので、 普通にキャッシュされた SOA を取り出して、 キャッシュされた否定返答に付けくわえることは 問題を起すからである。

The $TTL TTL directive was added to the master file format.
マスターファイルフォーマットに $TTL TTL ディレクティブが加えられた。


2002-08-12   訳 前野年紀 qmail.jp   djbdns.org