Domain Name System の定義 [RFC 1034, STD 13]中のいくつかの問題領域に ついては数年にわたる注意がき[RFC 1123]がある。 この文書はいくつかの追加の問題領域を取りあげる。これらの話題は独立である。 話題とは以下のものである。 1) マルチホーム DNS サーバが問い合わせに返事をするときに、 どのソースアドレスを使うかという問題 2) 同じラベル、クラス、タイプ をもつ DNS レコードの TTL だけが 異なる場合のこと 3) 正規名に関する話題、それはなにか、CNAME レコードとの関係、 DNS のどの部分ではどういう名前を使ってよいか、そして、 (DNSでの)名前の正しい構文とはなにか。
Clarifications to the DNS specification to avoid these problems are made in this memo. A minor ambiguity in RFC1034 concerned with SOA records is also corrected, as is one in the definition of the TTL (Time To Live) and some possible confusion in use of the TC bit.
これらの問題を避けるための「DNS 仕様の明確化」がこのメモとなった。 RFC 1034 における SOA レコードに関しての多少のあいまいさも訂正されたし、 TTL (Time To Live) の定義についても、そして TC ビットの用法に ついてのありうる混乱についても訂正された。